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2019年3月28日

<第17次ブータン訪問隊報告>ブータンの国民総幸福量(GNH)をめぐる旅 : 京都大学ブータン友好プログラム2018(第17次隊)の報告

ヒマラヤ学誌 : Himalayan Study Monographs
  • 松沢 哲郎
  • ,
  • 坂本 龍太
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  • 西谷 祐子
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  • 加藤 恵美子
  • ,
  • 竜野 真維
  • ,
  • 松井 一純
  • ,
  • 松永 倫紀
  • ,
  • 山極 壽一

20
開始ページ
2
終了ページ
23
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.14989/HSM.20.2
出版者・発行元
京都大学ヒマラヤ研究会; 京都大学霊長類学・ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院; 京都大学ヒマラヤ研究ユニット

2017年10月下旬に来日されたソナム・デチェン・ワンチュク王女の招きで、1年後の2018年11月下旬にブータンを訪れた。山極壽一総長はじめ一行8名である。パロのJSW法科大学の建設現場を視察し、ティンプーで法科大学と京都大学の合同シンポジウムを開催した。また総選挙を経て就任したばかりのロテ・ツェリン首相を表敬訪問した。さらに王女と、王女の尊母である第4代王妃、王女の尊父である第4代国王ジグミ・シンゲ・ワンチュク殿下にお会いすることができた。第4代国王は国民総幸福量(GNH)の提唱者として知られており、その懇談の中で、国づくりにかける思いをお聞かせいただいた。2010年10月に京大ブータン友好プログラムが発足して以来の懸案だった京大とブータンの60年の歴史を回顧する英語の写真集を作成し、ブータン王室はじめ関係各所に配布した。また、王女から前年に託された英語の絵本『カラスが語る、ブータンのお話』について、これを和訳するとともに、京都造形芸術大学の協力を得て原典を電子書籍化し、冒頭部分について1分間のアニメーションを作成した。それらを王女に直接お渡しした。なお滞在期間中に、古都プナカへの日帰り訪問をした。途中のドチェラ峠から、ブータン・ヒマラヤの7000メートルを超える雪の峰々をはっきりと見ることができた。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.14989/HSM.20.2
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/120006652990
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10392447
URL
http://hdl.handle.net/2433/242965
ID情報
  • DOI : 10.14989/HSM.20.2
  • ISSN : 0914-8620
  • CiNii Articles ID : 120006652990
  • CiNii Books ID : AN10392447

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