2018年3月
九州大学福岡演習林におけるニホンジカの目撃数増加と造林木および下層植生への食害
九州大学農学部演習林報告
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- 巻
- 99
- 号
- 99
- 開始ページ
- 18
- 終了ページ
- 21
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- [九州大學農學部附属演習林]
ニホンジカの目撃頻度が長期間低かった福岡県犬鳴山地西部において,ニホンジカの近年の目撃数の増加を日中(2007年から2015年)及び夜間(2010年から2015年)の林道における計測により把握するとともに,造林地での下層植生への食害との対応関係を解析した。ニホンジカの目撃数は2009年から2013年までの4年間で急激に増加し,2012年には最大値の80%に達した。下層植生への食害は2011年から,造林木への食害は2012年からそれぞれ確認された。ニホンジカの目撃数は短期間で増加し,増加が始まってから3年後に造林木と下層植生への食害が顕在化する可能性が示された。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0453-0284
- CiNii Articles ID : 120006456375
- CiNii Books ID : AN00055178