2020年4月 - 2023年3月
日本におけるケアとジェンダーを考慮に入れたマクロ経済モデルの構築と政策評価
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
本研究では介護・看護・子育て領域における経済活動 (ケアエコノミー) を明示的に扱うことができるマクロモデルを日本のデータをもとに構築する。省庁から発表されている政府統計のミクロデータを使用してケアとジェンダーに考慮した社会会計マト リックス(SAM-Social Accounting Matrix)を構築し、SAMをもとに動学分析を実施することが本研究の目的である。 SAM構築に必要な「労働力調査」の匿名データを取得し、分析を開始した。「社会生活基本調査」の最も新しい平成28年度データも年度末までに匿名データとして公表されたので、他の統計も匿名データ等に切り替え取得する。その他統計や各種報告書、ケアエコノミーに関する文献のレビューをし、日本の現状を踏まえたケアエコノミーについて調査した。本研究では 政府統計データを中心に扱うが、ヤングケアラーや有償ケア労働者の実状について、特に保育士や学童保育支援員の職務内容及び雇用環境について調査した。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K20098
- 体系的課題番号 : JP20K20098
この研究課題の成果一覧
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論文
1-
岡山大学全学教育・学生支援機構研究紀要 4 112-123 2019年12月 筆頭著者
講演・口頭発表等
1-
International Association for Feminist Economics 31st Annual Conference 2023年7月8日