2018年4月 - 2023年3月
思春期ピア・カウンセリングがピア・カウンセラー及び受講者の親性準備性に与える影響
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究は、将来親となる世代である思春期への支援策の1つとして思春期ピア・カウンセリング活動の有効性を検証することを目的としている。
2018年度は研究1年目として、養成された思春期ピア・カウンセラーがピア・カウンセリング活動を行うことによって、ピア・カウンセラー自身の自尊感情、自己肯定感、親性準備性に変化があるかどうか調査することを計画した。はじめに文献検討を行い、質問紙を作成した。質問紙は自尊感情、自己肯定感、親性準備性のそれぞれを測定する項目、及び思春期ピア・カウンセラーの具体的な活動状況の内容も含めて構成した。調査は養成講座の受講前、受講直後に加えて活動後(養成講座受講の約6か月後)の3回実施した。
研究対象者は思春期ピア・カウンセラーとして活動を希望する大学生であった。研究対象者は17名であり、受講前の回答者は14名、受講後が11名、活動後が7名であった。自尊感情得点の平均点は受講前25.5点、受講後27.6点、活動後26点であった。自己肯定感得点の平均点は受講前23.6点、受講後24.6点、活動後24.3点であった。親性準備性得点のうち乳幼児への好意感情得点の平均点は受講前42点、受講後43.5点、活動後40.3点であり、育児への積極性の得点の平均点は受講前44.9点、受講後45.9点、活動後41.7点であった。いずれも受講前から受講後で点数が高くなる傾向がみられたが、活動後に低下していた。
2018年度は研究1年目として、養成された思春期ピア・カウンセラーがピア・カウンセリング活動を行うことによって、ピア・カウンセラー自身の自尊感情、自己肯定感、親性準備性に変化があるかどうか調査することを計画した。はじめに文献検討を行い、質問紙を作成した。質問紙は自尊感情、自己肯定感、親性準備性のそれぞれを測定する項目、及び思春期ピア・カウンセラーの具体的な活動状況の内容も含めて構成した。調査は養成講座の受講前、受講直後に加えて活動後(養成講座受講の約6か月後)の3回実施した。
研究対象者は思春期ピア・カウンセラーとして活動を希望する大学生であった。研究対象者は17名であり、受講前の回答者は14名、受講後が11名、活動後が7名であった。自尊感情得点の平均点は受講前25.5点、受講後27.6点、活動後26点であった。自己肯定感得点の平均点は受講前23.6点、受講後24.6点、活動後24.3点であった。親性準備性得点のうち乳幼児への好意感情得点の平均点は受講前42点、受講後43.5点、活動後40.3点であり、育児への積極性の得点の平均点は受講前44.9点、受講後45.9点、活動後41.7点であった。いずれも受講前から受講後で点数が高くなる傾向がみられたが、活動後に低下していた。
- ID情報
-
- 課題番号 : 18K10385
- 体系的課題番号 : JP18K10385