佐藤 祐菜
基本情報
- 所属
- 慶應義塾大学大学院社会学研究科
- 南オーストラリア大学 Justice & Society Academic Unit 後期博士課程
- 立教大学 異文化コミュニケーション学部 非常勤講師
- 東京都立大学 非常勤講師
- 学位
-
修士(法学、政治学専攻)(2019年3月 慶應義塾大学)
- 連絡先
- yunasato95keio.jp
- ORCID ID
- https://orcid.org/0000-0002-0162-6799
- J-GLOBAL ID
- 201901001284419504
- researchmap会員ID
- B000379849
<自己紹介>
佐藤祐菜(ゆな)と申します。専門は社会学で、人種・エスニシティ研究の観点から、日本社会におけるいわゆる「ハーフ・ダブル・ミックス」といったカテゴリー・アイデンティティ・人びとと「日本人性(日本人らしさ)」との関連を研究テーマとしています。現在、慶應義塾大学と南オーストラリア大学とのジョイント・ディグリー・プログラムに参加しており、両大学からの博士号の取得を目指しています。博士論文は2024年度中に提出予定です。
2024年度から、立教大学と都立大学でそれぞれ専門科目(エスニシティとナショナリズム)と語学(英語)の非常勤講師を務めており、秋学期からは上智大学で英語で実施される専門科目の授業を受け持つ予定です。
<博士論文のテーマ>
博士論文では、日本社会のなかで誰かを「ハーフ」としてカテゴリー化することは、「日本人らしさ」との関係のなかでどのような意味があるのかを明らかにしようとしています。そのために、「ハーフ」という集団ではなく、「ハーフ」というカテゴリー化に焦点を当てることで、「日本人」/「ハーフ」の境界策定を調査しています。
特に、「ハーフの定義に当てはまらないのに頻繁にハーフだと思われる人びと」と、逆に「ハーフの定義に当てはまるのにあまりハーフだと思われない人びと」という、「日本人」と「ハーフ」カテゴリーの境界線上にいるような人々に着目しています。かれらが他者からどのようにカテゴリー化され、自己をどのように位置付けているのかを、インタビューで調査しています。それによって、「日本人らしさ」がどのように維持・変容されているのかを問うています。
<その他の研究テーマ>
また、博士論文以外のプロジェクトでは、「日本人と外国人のあいだに生まれる人々」全般や、移民支援者の多文化共生実践に着目し、かれらが「日本人性」とどのように向き合っているのかを研究してきました。
このほか、文化社会学と人種・エスニシティ研究の交差も、共同研究においてテーマとしています。外国(海外)につながる人々(特に若者)が、どのような趣味・ファッション・音楽・食・メディアなどを選んでいるのか、それをどのように表現しているのか、また、そうした好みはどのように形成されているのかを調査しています。
研究分野
1主要な経歴
12-
2024年4月 - 現在
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2024年4月 - 現在
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2024年4月 - 現在
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2023年10月 - 2023年12月
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2020年4月 - 2022年9月
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2017年5月 - 2019年3月
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2015年4月 - 2019年3月
学歴
6-
2019年4月 - 現在
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2017年4月 - 2019年3月
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2013年4月 - 2017年3月
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2015年8月 - 2016年6月
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2010年4月 - 2013年3月
書籍等出版物
2-
Springer 2023年8月
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Routledge 2023年7月 (ISBN: 9781003120612)
論文
7-
移民研究年報 (30) 69-83 2024年6月 査読有り筆頭著者
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Asian Ethnicity 25(3) 381-402 2024年5月 査読有り筆頭著者
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Japanese Studies 41(3) 303-321 2021年9月2日 査読有り筆頭著者
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Journal of Ethnic and Migration Studies 47(4) 802-820 2021年3月12日 査読有り
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三田社会学 24 140-144 2019年4月 筆頭著者
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三田社会学 24 97-110 2019年4月 査読有り筆頭著者
-
2018年度 慶應義塾大学大学院法学研究科 修士論文 2019年3月 筆頭著者
MISC
2-
慶應義塾大学大学院社会学研究科紀要 : 社会学・心理学・教育学 : 人間と社会の探究 (90) 96-99 2021年6月 筆頭著者
講演・口頭発表等
14-
Biennial Conference of the Japanese Studies Association of Australia 2023/ International Conference of the Network for Translingual Japanese 2023年9月1日
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XX ISA World Congress of Sociology 2023年6月29日
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第95回日本社会学会大会 2022年11月12日
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The Second Congress of East Asian Sociological Association 2021年10月30日
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Diversification of Japan’s Labor Market: Risks and Opportunities in a Multidisciplinary and Comparative Perspective (International Workshop by organized by the Japan-Zentrum at Ludwig-Maximilians-Universität Munich and the Graduate School of Asia-Pacific Studies at Waseda University) 2019年12月13日 招待有り
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New Directions in Labor Migration in Europe and the Asia-Pacific (International Workshop hosted by Institute of East Asian Studies (in-East) University of Duisburg-Essen) 2019年12月11日 招待有り
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International Migration, Integration and Social Cohesion in Europe (IMISCOE) Annual Conference 2019年6月29日
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カルチュラル・タイフーン2019 2019年6月2日 岩渕功一、下地ローレンス吉孝 招待有り
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カルチュラル・タイフーン若手研究発表会 2019年4月20日 招待有り
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日本人類学会関東地区研究懇談会(修論・博論発表会) 2019年3月29日 招待有り
-
Inaugural Congress East Asian Sociological Association (EASA) 2019年3月8日
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International Migration, Integration and Social Cohesion in Europe (IMISCOE) Annual Conference 2018年7月3日
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International Symposium: Diversity Promotion and Multicultural Inclusion in East Asia 2018年3月18日
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Anthropology of Japan in Japan 2016年11月27日 招待有り
主要な担当経験のある科目(授業)
11-
2024年4月 - 現在
-
2024年4月 - 現在
共同研究・競争的資金等の研究課題
10-
渥美国際交流財団 2024年4月 - 2025年3月
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公益財団法人INPEX教育交流財団 2023年4月 - 2024年3月
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University of South Australia 2023年3月 - 2024年2月
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Biennial Conference of the Japanese Studies Association of Australia 2023/International Conference of the Network for Translingual Japanese 2023年9月
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慶應義塾大学 慶應義塾大学大学院若手研究者研究奨励奨学金 2023年6月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費 特別研究員奨励費 2020年4月 - 2022年9月
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慶應義塾大学 2019 年度 潮田記念基金による博士課程学生研究支援プログラム(全塾選抜枠) 2019年4月 - 2020年3月
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慶應義塾大学 研究のすゝめ奨学金 2017年6月
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文部科学省 トビタテ!留学JAPAN 2015年8月 - 2016年6月
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スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団 2015年度助成金 2015年8月 - 2016年6月
受賞
2メディア報道
2-
一般社団法人社会調査協会 2024年5月 その他
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ZOZO NEXT FashionTechNews 2022年10月24日 インターネットメディア
社会貢献活動
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