2016年4月 - 2019年3月
「人生の意味」に関する分析実存主義的研究と応用倫理学への実装
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究課題では、近年の「人生の意味」に関する分析哲学的なアプローチについて多角的に検討し、「分析実存主義」の可能性と問題点を明らかにした。特にT.Metzが行った関連する研究の網羅的な分析と、そこからMetz自身が得た結論を批判的に検討することを通じて、この議論で用いられている主観説・客観説の区別に問題があることを再確認し、Metzの議論構成が真理条件を前提としたものであること、「有意義な生」の規定に問題があることを明らかにした。さらにBenatarの反出生主義や「死の形而上学」について検討することによって「分析実存主義」における「人生の意味」「出生」「死」の関連を明らかにした。
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- ID情報
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- 課題番号 : 16H03337
- 体系的課題番号 : JP16H03337
この研究課題の成果一覧
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論文
1-
エモーション・スタディーズ 6(Special Issue) 22-30 2021年3月 招待有り
MISC
1-
『フィルカル』 6(2) 382-387 2021年8月 招待有り
書籍等出版物
1-
春秋社 2023年12月 (ISBN: 9784393333952)
講演・口頭発表等
1-
哲学オンラインセミナーWS:〈疎外〉のポテンシャルを考える 2022年2月5日