2015年
アストロサイトアセンブリ新規可視化技術と新機能
日本生物学的精神医学雑誌
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- 巻
- 26
- 号
- 3
- 開始ページ
- 129
- 終了ページ
- 133
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11249/jsbpjjpp.26.3_129
- 出版者・発行元
- 日本生物学的精神医学会
グリア細胞は,神経細胞とは時空間を異なる活動性により脳機能をダイナミックに制御している。グリア細胞,特にアストロサイトは,アセンブリを形成し,複雑・微細な突起を介して神経細胞およびグリア細胞を制御している。これまでの手法では,微細突起部位の機能は不明のままであったが,繁冨らの膜移行型 Ca2 +プローブにより,これらの活動が可視化できるようになった。本手法を用いることにより,「虚血耐性」がアストロサイトアセンブリの機能に依存していることを明らかとした。虚血耐性とは,非侵襲的虚血経験によりその後の侵襲的虚血に対する抵抗性を獲得する現象である。これまでの神経細胞に注目した虚血耐性研究とは異なり,アストロサイトの機能変化にそのメカニズムを見いだした。PC により,まずアストロサイトが活性化し,それにより同細胞に発現する P2X7 受容体が,虚血耐性獲得のスイッチを担っていることを見いだした。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11249/jsbpjjpp.26.3_129
- ISSN : 2186-6619
- CiNii Articles ID : 130005395603
- CiNii Books ID : AA12468060