2018年3月
身体活動量増加を目的とした健康教室の有効性
吉備国際大学研究紀要
- 巻
- 第28号
- 号
- 28
- 開始ページ
- 25
- 終了ページ
- 30
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (学)順正学園吉備国際大学
運動制限がない18名(男性5名、女性13名)を対象とした。健康教室は、週に1度の頻度で合計12回実施した。健康教室における運動内容は、ウォーミングアップとしてのストレッチ、主運動としての筋コンディショニング、ゆる体操、エアロビクスとした。運動終了後にはクーリングダウンとしてストレッチを実施した。開眼・閉眼片足立ち(左脚)、椅子立ち上がり、baPWV(右脚)、体重、BMI、体脂肪率および体脂肪量は、健康教室前と比較して、有意に改善した。健康教室後の歩数は、健康教室前と比較して有意に増加した。健康教室終了時に健康教室参加に伴う心身の変化について簡易アンケートを実施し、健康に対する意識が変わったと答えた対象者は16名、行動が変わったと答えた対象者は14名であった。自由記述から、「エレベーターやエスカレーターを使わなくなった」、「スーパーでの駐車を遠くし、その分歩くようにした」、「テレビを見ながらストレッチをするようになった」などの記載があった。健康教室継続率は93.7±7.2%であった。健康教室には26名の参加申込があったが8名の離脱があり、離脱率は約30%であった。
- ID情報
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- ISSN : 2186-7410
- eISSN : 2187-6185
- 医中誌Web ID : 2018234356