基本情報

所属
金沢大学 理工研究域 地球社会基盤学系 准教授

研究者番号
30414189
J-GLOBAL ID
200901028146483054

論文

  248

MISC

  2

書籍等出版物

  4

講演・口頭発表等

  191

共同研究・競争的資金等の研究課題

  3

社会貢献活動

  3

その他

  3
  • 2003年8月 - 2003年8月
  • これまで既設構造物の持続可能な維持管理手法の構築を最終目的として,主に鉄筋コンクリート構造物を対象に研究を行ってきた.具体的には,耐久性に優れる連続繊維補強材料や有機系短繊維補強コンクリートを活用した補修補強工法に関する研究や,環境作用および外力により劣化した構造部材の残存耐力に関する研究である.対象構造物は橋梁,橋脚の他,落石防護構造物の1つであるロックシェッドへの新材料の適用に関する研究を推進している.最近では,多様化し激甚化する自然災害に対応しうる新しい防災対策工法の確立を目指して,世界最高強度を誇る鋼繊維補強コンクリートの耐衝撃用途構造物への適用や新しい超衝撃吸収型緩衝材の活用に関する研究も推進している. また,既設構造物の性能設計を様々な状況に応じて適切に実施するための解決策の1つとして構造信頼性設計の適用可能性に注目している.既設ロックシェッドを対象としたスイスの研究チームとの共同研究により,構造信頼性評価に基づく性能設計法の確立を試みているところである. 今後は,既設構造物の持続可能な維持管理手法をより高度なレベルに引き上げるため,時間経過に伴うコンクリート構造物の劣化予測や新材料を用いる場合における性能設計法の確立を目指す.研究成果は,厳しい環境作用にさらされる日本海側の既設構造物はもちろんのこと,我が国のインフラ整備の維持管理手法の高度化に大きく貢献できるものと考えている.また,国際社会に対しても,各種学会・委員会活動を通して情報発信とディカッションを重ね,さらなる高度化を目指す.