共同研究・競争的資金等の研究課題

2011年 - 2011年

歯科補綴治療介入によるインクレチンを介した糖尿病予防効果の実証

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究  挑戦的萌芽研究

課題番号
23659906
体系的課題番号
JP23659906
配分額
(総額)
3,770,000円
(直接経費)
2,900,000円
(間接経費)
870,000円

Glucagon-like peptide 1(GLP-1)はインクレチンの1つであり、グルコースに反応して小腸より血中へ分泌され、膵臓を刺激しインスリンの分泌を促す。本研究では咀嚼とインクレチン分泌、食後の血糖値との相関を解明するため、30名の被験者を1.片側咀嚼群、2.早食い群、3.1口30回咀嚼群の計3群に分けテストミールの摂取を行い、それぞれの血糖値、血中インスリン濃度および血清の活性型GLP-1を測定した。その結果、血糖値とインスリン濃度に関してはいずれの咀嚼群もベースラインと有意な差は認めなかった。一方、活性型GLP-1濃度は1口30回咀嚼群でのみ有意に上昇し、咀嚼によりGLP-1分泌が亢進することが示唆された。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-23659906/23659906seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-23659906
ID情報
  • 課題番号 : 23659906
  • 体系的課題番号 : JP23659906