2015年4月 - 2019年3月
論理文法と構成的動的意味論の統合
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
本研究は、明示的な数学的基盤を持つ言語理論であるハイブリッド範疇文法に動的意味論を取り込むことで、分析対象となりうる言語現象の幅を大きく拡大し、言語分析に数学的手法を援用する研究手法の重要性を確立することを目的とした。本研究により、依存型意味論と呼ばれる、新たな意味論の新たな枠組みの研究が進展し、これにより、ハイブリッド範疇文法と依存型意味論を組み合わせた包括的な言語理論を構築することができた。削除現象の意味解釈に関する理論言語学研究における中心的問題に対して新たな分析を提案することで、構築した言語理論の有効性を示した。
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- 課題番号 : 15K16732
- 体系的課題番号 : JP15K16732