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2018年11月

【Biliary access大辞典】手技の背景・歴史・コンセプト 外科的biliary access

胆と膵
  • 杉山 政則
  • ,
  • 鈴木 裕
  • ,
  • 阿部 展次

39
臨増特大
開始ページ
951
終了ページ
953
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
医学図書出版(株)

胆道へのアクセスのために外科的方法を行うことは少なくなった。C-tubeは胆嚢摘出時に胆嚢管断端から胆管内に細いチューブを留置する方法である。術後の胆管結石遺残に備えて用い、術後にC-tubeからの造影で胆管結石が明らかになれば、経乳頭的切石を行う。胆管挿管が困難な場合はランデブー法のルートとして使用する。またC-tubeは肝切除後・胆管切開後の胆汁漏出の予防(胆道減圧)としても用いられる。T-tubeは胆管切開・切石後に、その切開部から胆管内へT字型のチューブを留置する。術後に胆管結石遺残が判明すれば、T-tubeを抜去した瘻孔から胆道鏡を挿入して切石を行う。このように外科的biliary accessは内視鏡治療に応用できる方法である。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0388-9408
  • 医中誌Web ID : 2019051145

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