2019年8月 - 2021年3月
多自由度模型を用いた励起子絶縁体の光操作と高次高調波発生の理論研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援 研究活動スタート支援
本研究計画の目的は、多軌道模型を解析することで、励起子絶縁体の非平衡操作に関する理論を構築すること、そして強相関電子系における高次高調波発生の起源を明らかにすることである。励起子絶縁体の非平衡操作に関しては、励起後散乱が本格的に始まる前のPrethermalと呼ばれる状態を使うことで、非平衡特有の励起子絶縁相が出現することを明らかにした。また高次高調波発生の研究においては、強相関特有の励起状態が高次高調波発生が重要な役割を果たすことを明らかにした。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K23425
- 体系的課題番号 : JP19K23425