第3SEASTARキャンペーンに対する殻模型計算の概観
REIMEI Workshop "Unveiling nuclear shells and correlations in exotic nuclei through knockout reactions"
- 開催年月日
- 2022年10月
- 記述言語
- 英語
- 会議種別
- 国・地域
- ドイツ
本ワークショップは、ダルムシュタット工科大との黎明研究"Unveiling nuclear shells and correlations in exotic nuclei through knockout reactions"のキックオフミーティングとして、ノックアウト反応を通じて不安定核の構造を理解するためにどのような理論,実験の進展が必要かを議論することを目的に開かれる。本講演では、殻模型計算に基づき、黎明研究のPIのObertelli氏が中心となって行われた第3SEASTARキャンペーン実験から何がわかったかを概観する。具体的には、カルシウム54にて中性子数34の魔法数を確立したこと、その魔法数がより陽子の少ない原子核で顕著になること、より重いカルシウム同位体では$g_{9/2}$軌道が$pf$殻に近くなり、ドリップ線が延びると考えられることなどについて議論する。