2015年4月 - 2019年3月
T細胞性急性リンパ性白血病における新規転座遺伝子の同定と機能解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B)
本研究では、①T細胞性急性リンパ性白血病(T-ALL)の患者の白血病細胞に新たに見出した新規のABL1融合遺伝子(UBAP2L-ABL1)をRNAシークエンスという遺伝子解析技術によって同定し、②UBAP2L-ABL1の増幅、を行った。ABL1遺伝子は慢性骨髄性白血病においてBCR-ABL1融合遺伝子を形成し、恒常的なチロキシンキナーゼ活性をもち強力に細胞増殖を促進し白血病化に関わっている。
今後は、現在培養中のマウス細胞株にUBAP2L-ABL1を導入し機能解析を行い、UBAP2L-ABL1によるT-ALL発症機序を解明する。それによってチロシンキナーゼ阻害薬による治療に結びつく可能性がある。
今後は、現在培養中のマウス細胞株にUBAP2L-ABL1を導入し機能解析を行い、UBAP2L-ABL1によるT-ALL発症機序を解明する。それによってチロシンキナーゼ阻害薬による治療に結びつく可能性がある。
- ID情報
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- 課題番号 : 15K19629
- 体系的課題番号 : JP15K19629