2018年
安静時における胸郭形状の特徴が胸郭可動性と呼吸機能に及ぼす影響
理学療法科学
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- 巻
- 33
- 号
- 3
- 開始ページ
- 513
- 終了ページ
- 518
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.1589/rika.33.513
- 出版者・発行元
- 理学療法科学学会
〔目的〕水平面上の胸郭形状を3次元画像解析装置で測定し,胸郭形状の左右非対称性の程度が胸郭可動性,呼吸機能に与える影響について検討した.〔対象と方法〕対象は健常成人男性20名とした.安静呼気位における胸郭水平断面図を作成し,断面積比を左右で比較検討した.また,胸郭断面積左右比と胸郭可動性,呼吸機能の関係について検討した.〔結果〕胸郭断面積比の左右比較では上部胸郭で左側が,下部胸郭で右側が増大する左右非対称性がみられた.また,胸郭断面積左右比,胸郭拡張率,呼吸機能には相関関係が認められた.〔結語〕安静呼気位の胸郭形状には上部胸郭で左側が,下部胸郭で右側が増大する左右非対称性が存在していた.この胸郭形状の左右非対称性の程度は,呼吸運動における胸郭可動性や呼吸機能に反映したものと考える.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.1589/rika.33.513
- ISSN : 1341-1667
- eISSN : 2434-2807
- 医中誌Web ID : 2018377317
- CiNii Articles ID : 130007403020
- CiNii Books ID : AN10472896
- CiNii Research ID : 1390564237996858880