論文

査読有り
2019年7月

地域住民における出生体重と生活習慣病との関連

東海公衆衛生雑誌
  • 神谷 真有美
  • ,
  • 細野 晃弘
  • ,
  • 玉井 裕也
  • ,
  • 渡邉 美貴
  • ,
  • 柴田 清
  • ,
  • 辻村 尚子
  • ,
  • 藤田 ひとみ
  • ,
  • 岡本 尚子
  • ,
  • 近藤 文
  • ,
  • 若林 諒三
  • ,
  • 山田 珠樹
  • ,
  • 鈴木 貞夫

7
1
開始ページ
107
終了ページ
113
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.24802/tpha.7.1_107
出版者・発行元
東海公衆衛生学会

目的 出生体重と、その後の成人期以降に生じ得る生活習慣病との関連を明らかにすることで、生活習慣病対策に寄与できるかを検討した。方法 人間ドックを受診した34歳〜79歳の地域住民のうち、研究参加に同意が得られた7,575人から、自記式調査票で、「出生体重はどのくらいでしたか」という質問に対し「非常に大きかった」「大きかった」「普通」「小さかった」「未熟児」の5群いずれかを回答した5,812人(男性3,046人、女性2,766人)を対象とした。このうち出生体重が「非常に大きかった・大きかった」「普通」「小さかった」「未熟児」に当てはまる4群の、生活習慣病関連の検査値について、出生時の体重を「普通」と回答した者をリファレンスとしたロジスティック回帰分析を行い、年齢、Body Mass Index(BMI)、喫煙歴、アルコール歴、家族歴を補正したオッズ比(95%信頼区間(CI))を算出した。結果 出生体重を「普通」と回答した者に比べ、男性では、出生体重「非常に大きかった・大きかった」回答群で、インスリン抵抗性高値のオッズ比が0.59(95%CI:0.44-0.79)、肥満のオッズ比が1.32(95%CI:1.05-1.68)と有意であった。また、出生体重「小さかった」回答群で、拡張期血圧高値のオッズ比が1.33(95%CI:1.01-1.76)、ヘモグロビンA1c高値のオッズ比が1.54(95%CI:1.15-2.06)であった。女性では、出生体重「非常に大きかった・大きかった」回答群で、肥満のオッズ比が1.39(95%CI:1.02-1.89)、出生体重「小さかった」回答群で中性脂肪高値のオッズ比が1.49(95%CI:1.01-2.20)、出生体重「未熟児」回答群で、収縮期血圧高値のオッズ比が1.78(95%CI:1.11-2.87)、肥満のオッズ比が2.24(95%CI:1.44-3.50)であった。結論 将来の生活習慣病発症の予防のためには、出生体重をリスクの一つとして捉え、出生直後から切れ目のない支援を続けることが重要となる可能性が示唆された。(著者抄録)

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.24802/tpha.7.1_107
Jamas Url
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2019&ichushi_jid=J06245&link_issn=&doc_id=20190704600053&doc_link_id=130007687090&url=http%3A%2F%2Fci.nii.ac.jp%2Fnaid%2F130007687090&type=CiNii&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00003_1.gif
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