共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年4月 - 2018年3月

腱膜性眼瞼下垂の手術で三叉神経固有感覚の誘発の減少による睡眠障害治療効果の研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
26462728
体系的課題番号
JP26462728
配分額
(総額)
4,680,000円
(直接経費)
3,600,000円
(間接経費)
1,080,000円

開瞼してミュラー筋機械受容器伸展で誘発される三叉神経固有感覚は、青斑核を刺激し腹内側前頭前野を活性化し手掌汗腺を発汗させ、生理学的覚醒を調節し、かつ眼瞼痙攣を起こすことを報告した。腱膜性眼瞼下垂の患者の中で、眼瞼痙攣と不眠のある患者50名(平均50.6歳)で、ミュラー筋機械受容器伸展を減弱する手術を行い、術前、術後2週、6ヶ月にアテネ不眠尺度(AIS)の変化を評価した。眼瞼痙攣が改善するだけでなく、AISスコアは術前9.1±4.0、術後2週で4.2±3.8、半年で4.1±3.3と、術後2週で有意に(P<0.001)改善された。三叉神経固有感覚の過剰な誘発が眼瞼痙攣と睡眠障害の原因と考えられた。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-26462728/26462728seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-26462728
ID情報
  • 課題番号 : 26462728
  • 体系的課題番号 : JP26462728