2015年4月 - 2018年3月
循環器疾患発症と死亡に及ぼす慢性腎臓病のリスクの定量的評価
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
健診を受診した地域一般住民24,624名の前向き追跡調査をもとに、2012KDIGOガイドラインCKDステージ分類別(G1からG4)に死亡・脳卒中罹患・心筋梗塞罹患・心不全罹患・透析治療新規開始の粗罹患率(/1000人年)と、G1を基準とした性年齢調整相対危険を年齢別(40-69歳と70歳以上)にポアソン回帰分析で求めた。中年群ではCKDステージが上がるほど死亡と心不全罹患の相対危険は上昇し、高齢群では CKDステージが上がるほど死亡・脳卒中・心不全の相対危険が上昇していく関係性が観察された。透析治療に関しては、中年・高齢群ともにステージが上がるほど指数関数的な相対危険の上昇が観察された。
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- 課題番号 : 15K08745