2017年11月
環境教育における自然環境と社会環境に対する態度尺度の小学校間の比較
日本文理大学紀要
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- 巻
- 45・46
- 号
- 2・1合併
- 開始ページ
- 247
- 終了ページ
- 251
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
環境教育における自然環境および社会環境に対する18態度尺度を独自に構成してきた。これらの尺度の併存的妥当性を検討するために,トキにかかわるプロジェクト参加児童と竹田市小学生および大分市の小学生の間における態度の地域差を検討した。分散分析の結果,自己期待感においてトキにかかわる参加児童と竹田市小学生が大分市の小学生よりも高かった。町への愛着と自己肯定感では,トキにかかわるプロジェクト参加児童が大分市の小学生より高かったが,竹田市小学生との間では差はなかった。また,お金・もの重視傾向では竹田市小学生が大分市小学生よりも高かったが,これには地域差以外の要因がかかわっているのかもしれない。トキについての知識では,プロジェクト参加児童が高かったが,大分市小学生も同程度であったので,環境教育など他の教育的な要因が考えられた。