MISC

1986年9月

発光分光分析法によるテクネチウム分析法の開発

PNC TN8410 86-041
  • 石井 清登*
  • ,
  • 岡部 次男*
  • ,
  • 諏訪 登志雄

開始ページ
26
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等

セル内におけるテクネチウムの分析法としては,放射能分析及び元素分析があるが.放射能分析はテクネチウム($\beta$線)と他の核種(r線)を分離する複雑な操作を必要とするため.今回は比較的操作も容易な発光分光法による元素分析について検討した。主要な結果は次の通りである。(1)標準試料としてテクネチウム-99を用い,測定に最適なスペクトルは426.2nmであることを確認した。(2)定量下限は4$\mu$g/mlで,相対変動係数はテクネチウム濃度10、100$\mu$g/mlで0.4$\sim$1.8\%であった。(3)本法による高速炉燃料の不溶解性残渣及び高レベル放射性廃液中のテクネチウム分析例は、次の通りである。1.不溶解性残渣中のテクネチウム(平均)0.053g/ピン2.高レベル放射性廃液中のテクネチウム(平均)0.025g/ピンこれら分析値はORIGEN計算値に対し約70\%に相当することがわかった。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?4022807

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