1991年 - 1992年
ミリ秒パルサ-を利用した超低周波重力波観測
日本学術振興会 科学研究費助成事業 重点領域研究
1。ミリ秒パルサ-観測用デ-タ取得・解析装置の整備
ミリ秒パルサ-長期観測に不可欠なデ-タ取得、QL解析装置の整備を行い定常運用の体制を整備した。特に宇宙科学研究所の、太陽を基準とする軌道計算システムを太陽系重心を基準とするシステムと比較較正し、また、後述するような高周波帯での観測で要求される長時間にわたるアベレ-ジングに対応するようハ-ドウエアの雑音低減、ソフトウエアの精度向上を果たした。
2。ミリ秒パルサ-の定常的なタイミング観測
平均して2回/月、2ー3日/回の観測を行い、ミリ秒パルサ-のタイミングの長期安定性の検証と超長周期重力波(周期=10 7ー8sec)検出のためのデ-タの取得、蓄積を行った。
3。観測デ-タの解析ソフトウエアの整備
ミリ秒パルサ-タイミングの導出のための座標系の変換プログラムの整備、星間プラズマ効果の除去などの解析ソフトウエア-の整備を行った。特に到着時核精密決定のためのパルス波形のテンプレ-トフィッティングを試みた。また、重力波信号検出のためのフィルタ-解析のプログラムの検討を行った。
4。その他の観測
5GHz帯域でのミリ秒パルサ-の信号検出を試み、予測される信号およびスペクトルインデックスの上限を得た。また、惑星パルサ-の観測をおこない、報告された観測の追試を試みた。
5。ワ-クステ-ションへの対応
膨大なデ-タ量および、世界各地の観測所とのデ-タ交換の可能性を考慮し、これまですべてPC上で行ってきたデ-タ取得、解析の一部をワ-クステ-ションへ移行した。
ミリ秒パルサ-長期観測に不可欠なデ-タ取得、QL解析装置の整備を行い定常運用の体制を整備した。特に宇宙科学研究所の、太陽を基準とする軌道計算システムを太陽系重心を基準とするシステムと比較較正し、また、後述するような高周波帯での観測で要求される長時間にわたるアベレ-ジングに対応するようハ-ドウエアの雑音低減、ソフトウエアの精度向上を果たした。
2。ミリ秒パルサ-の定常的なタイミング観測
平均して2回/月、2ー3日/回の観測を行い、ミリ秒パルサ-のタイミングの長期安定性の検証と超長周期重力波(周期=10 7ー8sec)検出のためのデ-タの取得、蓄積を行った。
3。観測デ-タの解析ソフトウエアの整備
ミリ秒パルサ-タイミングの導出のための座標系の変換プログラムの整備、星間プラズマ効果の除去などの解析ソフトウエア-の整備を行った。特に到着時核精密決定のためのパルス波形のテンプレ-トフィッティングを試みた。また、重力波信号検出のためのフィルタ-解析のプログラムの検討を行った。
4。その他の観測
5GHz帯域でのミリ秒パルサ-の信号検出を試み、予測される信号およびスペクトルインデックスの上限を得た。また、惑星パルサ-の観測をおこない、報告された観測の追試を試みた。
5。ワ-クステ-ションへの対応
膨大なデ-タ量および、世界各地の観測所とのデ-タ交換の可能性を考慮し、これまですべてPC上で行ってきたデ-タ取得、解析の一部をワ-クステ-ションへ移行した。
- ID情報
-
- 課題番号 : 03250214
- 体系的課題番号 : JP03250214