2018年12月
医療・介護のビッグデータ分析 通所リハビリテーション・短期集中リハビリテーション加算対象者の特性分析
社会保険旬報
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- 巻
- 号
- 2731
- 開始ページ
- 14
- 終了ページ
- 17
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 社会保険研究所
通所リハビリテーション・短期集中リハビリテーション加算の対象となっている要介護高齢者の特性について記述的な分析を行った。西日本の複数の自治体における2011年4月〜2016年3月の医科レセプトおよび介護レセプトのデータを用いた。対象者数は7802人で、短期集中リハビリテーション実施加算の初回算定時における平均年齢は82.2歳、女性比率は58.9%であった。主な傷病の有病率では、女性で高血圧性疾患、慢性心不全、骨折、下肢関節障害、認知症が、男性で糖尿病、脳梗塞、他脳血管疾患が多い傾向が観察された。算定12ヵ月後における医療介護サービスの利用状況をみると、一般病棟9.2%、回復期病棟1.0%、医療療養病棟3.1%、介護療養病棟0.6%、介護老健施設6.8%、介護福祉施設1.0%、通所リハビリテーション64.4%、通所介護14.3%、訪問介護18.9%、訪問看護8.1%、グループホーム0.8%であった。入院・入所が約20%で、約80%は在宅であると推計された。12ヵ月間の累計死亡率は2.0%であった。
- ID情報
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- ISSN : 1343-5728
- 医中誌Web ID : 2019123413