2016年4月 - 2019年3月
歯―歯肉付着上皮の封鎖を標的とした歯周病制御
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
- 課題番号
- 16H05558
- 配分額
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- (総額)
- 17,550,000円
- (直接経費)
- 13,500,000円
- (間接経費)
- 4,050,000円
歯周病は、歯の喪失により飲食が阻害されるだけでなく、発語など行動にも影響し生活の質を低下される。歯周病は心血管障害や認知症の増悪、低体重児の出産など全身に影響することから、その解決の重要性は増している。本研究では歯周病の発症部位である歯肉付着上皮に着目し、歯と歯肉付着上皮の接着に関わる陽イオンチャネルメカノセンサーを標的にし研究を行った。そして、この標的イオンチャネルが歯肉付着上皮の細胞増殖や細胞移動、細胞間の接着を制御し、外来物質の透過性を制御することを明らかにした。遺伝子欠失マウスでは歯周病モデルマウスでは歯槽骨減少がより観察されたことからこの分子は歯周病治療の標的となりうる。