共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年7月 - 2023年3月

自然体験学習の客観的評価を指向した工学的視線計測手法と従来教育評価法との比較

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)
  • 中村 和彦
  • ,
  • 中田 崇行
  • ,
  • 桜井 良
  • ,
  • 松本 朱実

課題番号
20K20813
配分額
(総額)
6,240,000円
(直接経費)
4,800,000円
(間接経費)
1,440,000円

本研究では、屋外で実施される体験的な学習を対象として、工学的手法を用いて計測・推定された視線データの教育評価における解釈について、従来の教育評価手法で得られる結果との関係を検討するものである。今年度は、各自が担当する評価手法に関する検討をそれぞれ個別に行うとともに、研究代表者・分担者の全員による打ち合わせにより実験計画の再検討を行った。
工学的手法による視線の計測・推定については、カメラを用いたハードウェア機器の精度を確認し、それらを頭部に装着するための重量やバッテリー持続時間を含めた総合的な検証を行った。また、より単純なウェアラブル加速度センサによる計測の有用性についても合わせて検討し、集団屋外教育中の頭部運動最大発生タイミング±10秒間の頭部角速度を入力とした場合にF値が0.84で最大となった。
視線データと質問紙法との比較に関しては、中学校における海洋学習プログラムの評価研究を事例としてリッカート尺度による質問紙調査を行い、工学的手法による視線データとの比較に有用な尺度の検討を行った。
観察・談話分析・インタビュー調査法との比較に関しては、動物園での体験学習プログラムの実践研究と質的な評価を事例として、小学校と動物園との連携プログラムの評価を教師、職員と協働で行い、これを通して工学的手法による視線データとの比較に有用なパフォーマンス評価の項目を検討した。
以上の成果を踏まえて実験計画を再検討した結果、実験の実施地を富山県に変更することが妥当と判断された。また、その実施に向けた調整を担う研究分担者追加の必要性が確認された。

ID情報
  • 課題番号 : 20K20813