論文

2011年3月

介護支援専門員が退院調整時に医療機関に求める情報共有内容と地域連携のあり方に関する研究 介護支援専門員の経験年数による比較に焦点をあてて

東京女子医科大学看護学会誌
  • 中田 晴美
  • ,
  • 坂井 志麻
  • ,
  • 柳 修平
  • ,
  • 犬飼 かおり
  • ,
  • 服部 真理子
  • ,
  • 大堀 洋子

6
1
開始ページ
53
終了ページ
60
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
東京女子医科大学看護学会

本研究は、介護支援専門員が、対象者の退院調整時に行うケアマネジメントを実施する上で医療機関側に求める情報共有内容と、経験年数による差について比較することで、退院調整時における効果的な情報共有ツールの開発および、地域連携のあり方について検討することを目的として実施した。介護支援専門員に対し、自記式質問紙調査を実施したところ、109人から回答を得た(回収率74.1%)。介護支援専門員の経験年数5年未満の群(以下S群)と、経験年数5年以上の群(以下L群)で、「病院から必要な情報」として認識している項目に差があるか比較した結果、S群では、<利用者に関する情報>の「病名(現在の病状)」、「リハビリ」、L群では、<家族に関する情報>の「家族の関係性」、「経済状況」の項目が必要であると認識していた。さらに、L群の方が、<利用者に関する情報>の「入院中の治療内容」、「性格」、<家族に関する情報>の「家族構成」、「家族の関係性」、「主介護者の状況」、「経済状況」の項目について、情報を活用できていると認識していた。これらから、ケアマネジメント実施の際に、介護支援専門員としての経験年数が浅いと、患者本人の医療管理の視点に偏り、経験年数を重ねるに従って社会的な側面に対する視点まで持てるようになることが分かった。また、退院前カンファレンスでは、L群の方が病院医療者の説明は在宅生活での実現性を考慮していないと感じている人が多かった。以上のことから、効果的な情報共有ツールは、(1)医療管理、(2)生活支援・介護、(3)心理・社会的情報、(4)人的・物理的環境に関する情報項目を網羅したものであり、医療職以外でも理解できる簡易な文書作成、説明を行うことでケアマネジメントの質を確保することが重要である。さらに、在宅療養環境を加味したアセスメントおよび情報共有が行えるよう、病棟スタッフに対する教育研修体制の充実を図ることが求められる。(著者抄録)

リンク情報
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ID情報
  • ISSN : 1880-7003
  • 医中誌Web ID : 2012002022

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