論文

2011年3月

特定機能病院における看護師の在宅療養支援に関する認識 経験年数別比較と病棟・外来別比較

東京女子医科大学看護学会誌
  • 坂井 志麻
  • ,
  • 中田 晴美
  • ,
  • 柳 修平
  • ,
  • 犬飼 かおり
  • ,
  • 服部 真理子
  • ,
  • 大堀 洋子

6
1
開始ページ
41
終了ページ
51
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
東京女子医科大学看護学会

【目的】特定機能病院に勤務する看護師の在宅療養支援に関する認識について現状を把握し、さらに経験年数や病棟と外来の所属による相違を明らかにすることで、在宅療養に移行する患者への退院支援に関する教育的介入のあり方について示唆を得ることを目的とした。【方法】A大学病院に勤務する外来看護師と5病棟の病棟看護師を対象に在宅療養支援に関する自記式質問紙調査を行った。調査項目は、回答者の基本属性、「在宅療養支援のアセスメント・実践」22項目、「各職種との連携」6項目、「保健福祉制度の活用」7項目に関する理解度と到達度、在宅療養支援への看護師の満足度である。【結果】質問紙回収数は170(回収率89.5%)、有効回答数は167であった(有効回答率87.6%)。対象者は全て女性で、平均年齢31.5(SD7.6)歳、平均看護師経験年数9.5(SD7.6)年であった。「患者の疾患・予後・ADL・認知力」や「患者家族の理解・受け止め」等の情報収集は7割以上の看護師が理解し、実践できていると回答しており、医師やMSW、薬剤師等との連携も5割が実践できていると回答していた。一方で「経済状況」や「社会状況」に関する情報収集や「医療処置の準備、在宅用にアレンジ」の項目は到達度が低く(2割〜4割)、保健福祉制度の活用も、できているとの回答が1〜2割であった。経験年数別による比較では、5年未満の群より5年以上9年未満、9年以上の群が理解度、到達度ともに有意に高かった(p<.05)。また、病棟外来別による比較では、「患者・家族・医療者間でゴールの共有」や「支援の必要な患者の早期把握」、「医師、MSW、在宅医療室との連携」において病棟看護師が有意に高い傾向にあった(p<.05)。【考察】患者の今後の生活を見通した援助や制度の有効活用について、教育の必要性が示唆された。また今後、入退院を繰り返しつつ、外来治療を継続する患者の増加が予測され、病棟外来間で療養上の課題や情報を共有することが重要である。(著者抄録)

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ID情報
  • ISSN : 1880-7003
  • 医中誌Web ID : 2012002021

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