2007年10月
過渡利得方式ネオン様マンガンX線レーザー媒質の増幅率の時間分解計測について
Physical Review A
- 巻
- 76
- 号
- 4
- 開始ページ
- 043805\_1
- 終了ページ
- 043805\_5
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1103/PhysRevA.76.043805
固体をターゲットとするプラズマX線レーザーは短波長でのレーザー発振が得られるため、その増幅媒質の詳細情報が求められている。しかし、X線レーザーの増幅媒質の時間分解計測は、受動的な分光方法では不可能であり、かつ媒質自身が高電子密度プラズマであるため、可視領域のレーザーを用いた能動分光法も適応不可能であった。今回われわれは、チタンサファイアレーザーの第29次高調波(波長26.9ナノメートル)をプローブ光として用いることにより、過渡利得方式ネオン様マンガンX線レーザー媒質(増幅波長26.9ナノメートル)の増幅率の時間分解計測に成功した。得られた増幅率の立ち上がり時間及び持続時間は、それぞれ23ピコ秒,27ピコ秒であった。これらの結果は、流体シミュレーションと原子過程シミュレーションを組合せた理論計算結果と良い一致が得られた。
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- ID情報
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- DOI : 10.1103/PhysRevA.76.043805
- ISSN : 1050-2947