共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2018年3月

がん抑制性ニッチの実態とその誘導による新規治療法の開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究(B)

課題番号
16K18420
体系的課題番号
JP16K18420
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
3,640,000円
(直接経費)
2,800,000円
(間接経費)
840,000円
資金種別
競争的資金

前骨芽細胞株MC3T3-E1にBMP-2を添加して成熟骨芽細胞を作成しMM細胞と共培養したところMM細胞に時間依存性の細胞死を誘導し、MM細胞のミトコンドリア量とATP産生量を抑制しAMPKのリン酸化を誘導した。また、MM細胞のPim-2とともにミトコンドリア代謝調節因子であるPGC-1αの発現が低下し、AMPKがリン酸化した。以上より、未分化な骨髄間質細胞はMM細胞のPim-2発現を亢進しMM細胞を増殖させるが、分化した成熟骨芽細胞は、逆にMM細胞のPim-2の発現を抑制し、ミトコンドリアの機能障害やAMPKの活性化によるエネルギー代謝の攪乱を介しMM細胞に細胞死を誘導すると考えられた。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16K18420/
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16K18420
ID情報
  • 課題番号 : 16K18420
  • 体系的課題番号 : JP16K18420