2014年4月 - 2018年3月
多系統動物モデルを用いた尿路上皮癌の発癌進展における腫瘍微小環境の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
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- 課題番号
- 26293349
- 配分額
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- (総額)
- 15,860,000円
- (直接経費)
- 12,200,000円
- (間接経費)
- 3,660,000円
モルモットにワラビを経口摂取させ膀胱癌が発癌するという過去の報告に従い再検した。1.ワラビ膀胱癌のHEと免疫染色、2.ワラビ膀胱癌から樹立した細胞のMorphologyを確認し、3.細胞株の増殖能(in vitro)、4.ワラビ膀胱癌の免疫染色した結果、モルモット膀胱癌と確認できた。樹立した細胞株は100回以上継代できているため、筋層非浸潤癌のモルモット膀胱癌が完成したと考えられた。モルモットは脂質免疫に関して、ヒトと同じCD1bを持っている。CD1bはミコール酸のレセプターであり、今後この膀胱癌細胞株を用いることで、脂質免疫とT細胞性免疫の関与の解明につながると考える。