2012年4月 - 2014年3月
ビーシージーミコール酸を用いた新規癌治療製剤の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
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- 課題番号
- 24659710
- 配分額
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- (総額)
- 3,640,000円
- (直接経費)
- 2,800,000円
- (間接経費)
- 840,000円
ミコール酸(MA)リポソーム製剤はプロトタイプが完成し、マウス皮下接種モデルでの抗腫瘍効果を検討した。コントロールマウスに比べて、著明な腫瘍径の縮小を認めた。病理学的には壊死組織を中心に周囲にリンパ球と思われる細胞を多数認め、局所に免疫反応を引き起こしている可能性が示唆された。今後の課題として、工業化を目指すには、ロット間での製剤のバラツキをなくすことが必要である。MAをリポソームに包埋する際の圧力や、装填温度の検討を行う必要がある。現在皮下接種モデルでの抗腫瘍効果の再検をしているとともに、正所性モデルでの膀胱内注入による抗腫瘍効果判定を検討している。