2012年4月 - 2015年3月
泌尿器癌の転移抑制におけるp16機能性ペプチド全身投与の効果と毒性の検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
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- 課題番号
- 24592375
- 配分額
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- (総額)
- 5,200,000円
- (直接経費)
- 4,000,000円
- (間接経費)
- 1,200,000円
p16の機能異常は膀胱癌の進展に重要である。今回、マウス肺転移モデルにおいてp16ペプチド導入の転移抑制と毒性について検討した。6週齢の雌マウスにマウス膀胱癌細胞MBT-2を100,000個/100mL尾静注してマウス肺転移を作成し、P16ペプチドの単回、3回投与による肺転移抑制と毒性を検討した。
肺転移は、対照群12/12例、単回群5/12例、3回群3/10例で、数、大きさともにペプチド群で有意に減少した。毒性は高容量ペプチド群で白血球増加が認められたが有意ではなく、他の血液異常、臓器の組織学的変化は認めなかった。以上、p16ペプチド全身投与は明かな毒性なくマウス膀胱癌の肺転移を抑制した。
肺転移は、対照群12/12例、単回群5/12例、3回群3/10例で、数、大きさともにペプチド群で有意に減少した。毒性は高容量ペプチド群で白血球増加が認められたが有意ではなく、他の血液異常、臓器の組織学的変化は認めなかった。以上、p16ペプチド全身投与は明かな毒性なくマウス膀胱癌の肺転移を抑制した。