2009年 - 2010年
ビーシージー膀胱内注入療法における病原体宿主相互作用の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援 研究活動スタート支援
NK細胞表面上に存在するNKG2Dレセプターに対する、標的細胞上のリガンドMICA、MICB、ULBP1~3の発現を検討した。BCG-CWSリポソームベクターをT-24膀胱癌細胞株と1時間共培養させると、MICBとULBP3の発現の増加が認められた。次にヒト末梢血リンパ球からIL-2存在下に誘導したNK細胞とリポソームを内包化したT-24膀胱癌細胞を共培養した結果、NK 細胞に対する感受性が亢進した。以上より、BCG-CWSリポソームベクターは、自然免疫とくにNK細胞に対する感受性を増加させると考えられた。
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- 課題番号 : 21890029
- 体系的課題番号 : JP21890029