榊 祐一

研究している領域は、大まかに言うと、１．日本近代文学・文化研究、２．現代日本ポピュラーカルチャー研究、３．それ以外です。

１．日本近代文学・文化研究

•  明治初期（二十年代前半頃まで）における詩的ジャンルのありようを、主に詩的ジャンルをめぐる語り（いわゆる詩論や歌論）に注目しつつ、明らかにしようとする研究。
•  主な分析対象：『新體詩抄初編』（明治15年/1882年）、明治十年代末期の軍歌の大量出現、明治二十年代前半の和歌改良論。

２．現代日本ポピュラーカルチャー研究

• ビデオゲームやアニメーションを、メディアとしての固有性をふまえつつ分析しうるような方法論的枠組みを構築することを目的とした研究。
• ビデオゲーム研究については、物語という枠組みではとらえきれないようなビデオゲーム（経験）の水準を明確にした上で、ビデオゲーム（経験）を物語的な水準と非物語的水準という二つの水準からなる総体としてとらえなおし、そのようなものとしてのビデオゲーム（経験）を分析・記述する理論的枠組みを構築することを目的とした研究を行なって来ました。

３．それ以外

• 現代日本における「サブカルチャー」をめぐる語りの研究。
• 台湾で2014年以降大量に出現した台湾妖怪本についての研究。