Nov, 2003
Hypersensitivity syndromeに低ガンマグロブリン血症を伴った1型糖尿病
糖尿病
- Volume
- 46
- Number
- 11
- First page
- 869
- Last page
- 872
- Language
- Japanese
- Publishing type
- DOI
- 10.11213/tonyobyo1958.46.869
- Publisher
- (一社)日本糖尿病学会
40歳女性.患者は30歳時に糖尿病性ケトアシドーシスを発症,1型糖尿病と診断され,強化インスリン療法導入となった.その後,四肢の痺れ感より糖尿病性神経障害との診断でカルバマゼピン服用を開始したが,全身に掻痒を伴う皮疹と発熱で中毒疹を疑われ緊急入院なった.所見では,顔面はじめ体幹,下肢を中心にほぼ全身に斑状の浮腫性紅斑を認め,生検と血液培養により敗血症と診断した.さらに低ガンマグロブリン症も併発しており抗生剤,ガンマグロブリン製剤の投与で発熱は軽快した.一方,パッチテストやスクラッチテストではカルバマゼピンのみ陽性で同薬によるHypersensitivity syndrome(HS)と診断し,カルバマゼピンの中止を行い,ステロイド外用薬で皮疹は改善した
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- ID information
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- DOI : 10.11213/tonyobyo1958.46.869
- ISSN : 0021-437X
- Ichushi Web ID : 2004135327
- CiNii Articles ID : 10012731108
- CiNii Books ID : AN00166576