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Nov, 2015

【オミックスで加速するがんバイオマーカー研究の最新動向 リスク評価、早期診断、治療効果・予後予測を可能にする新しいバイオマーカー】 (第4章)バイオマーカーによるがんの早期診断 早期膵がん・膵がんリスク疾患を検出する血液バイオマーカーの開発 Apolipoprotein AII isoformを用いた早期膵がんの検出法

遺伝子医学MOOK
  • 紙田 正博
  • ,
  • 三浦 奈美
  • ,
  • 庄司 広和
  • ,
  • 本田 一文

Volume
Number
29
First page
171
Last page
176
Language
Japanese
Publishing type
Publisher
(株)メディカルドゥ

膵がんは,予後が不良な難治性のがんとして知られている。この疾患の発見には既存バイオマーカーであるCA19-9を用いているが,早期段階で検出はできず特異性も高くない。したがって,膵がんを早期に発見できる新規バイオマーカーを開発することが予後改善ひいては完治のために必要である。われわれは質量分析基盤プロテオミクスを用いて膵がんバイオマーカーapolipoprotein AII isoformを発見し,膵がんおよび膵がんリスク疾患バイオマーカーの開発を行った。現在,ELISA法を用いたキットを作成し,実用化に向けて発展させている。(著者抄録)

ID information
  • ISSN : 1349-2527
  • Ichushi Web ID : 2016292790

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