論文

2019年10月

訪問看護ステーションにおけるリフレクション志向型カンファレンスの学習指標の開発

日本在宅看護学会誌
  • 柿沼 直美
  • ,
  • 本田 彰子
  • ,
  • 神山 吉輝
  • ,
  • 内堀 真弓
  • ,
  • 山崎 智子

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2
終了ページ
10
記述言語
日本語
掲載種別

訪問看護の現場における看護師への学習支援として、日々実施されるカンファレンス(CF)を活用してリフレクションを促すための学習指標を開発することを目標に、訪問看護ステーション3事業所に所属する看護師21名のCFに研究者が参加し、CFの状況を録音し、リフレクティブな発言を行った16名へ半構成的面接を行った。内容分析の結果得られた6下位概念38項目の学習指標原案を専門家会議を経て24項目とし、6構成要素24項目からなる学習指標を作成した。得られた学習指標の信頼性・妥当性を検討するため、訪問看護師278名へ質問紙調査を行った結果、学習指標全体のクロンバックα信頼性係数は0.956と信頼性が高く、妥当性についてもリフレクション自己評価尺度との相関が確認できた。因子分析の結果、【第1因子:カンファレンス中、気がかりを解きほぐす】【第2因子:カンファレンス前、気がかりに気づく】の2因子20項目からなる学習指標が完成した。

ID情報
  • ISSN : 2187-168X

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