Misc.

Jan, 2011

【花粉症治療の最前線】 スギ花粉症のQOL評価

アレルギーの臨床
  • 間多 祐輔
  • ,
  • 今野 昭義
  • ,
  • 岡本 美孝
  • ,
  • 米倉 修二
  • ,
  • 大久保 公裕

Volume
31
Number
1
First page
32
Last page
37
Language
Japanese
Publishing type
Publisher
(株)北隆館

JRQLQは2002年に奥田稔らにより開発された日本の通年性アレルギー性鼻炎、スギ花粉症に特化したQOL調査票である。スギ花粉症の症状は全てのQOL評価項目を低下させ、その程度は重症度と有意な相関を示し、治療後の症状改善とともにQOLも改善する。自然寛解の少ないスギ花粉症の治療において患者満足度を向上させるためには、医師-患者関係が最も重要である。しかし、多忙なスギ花粉飛散最盛期に患者と十分なコミュニケーションをもつことは難しく、JRQLQを患者とのコミュニケーションの道具として使用し、治療に生かすことで患者満足度は向上するはずである。(著者抄録)

ID information
  • ISSN : 0285-6379
  • Ichushi Web ID : 2011103684

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