2017年4月 - 2019年3月
医療機器の不具合の特定を支援するインターフェース設計:認知行動モデルに基づく検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B)
血液透析装置の故障時には、臨床工学技士による原因の特定が求められるが、それを支援するインターフェース設計は十分になく、原因特定の成否に大きな個人差が生じている。本研究では、原因特定における技士の認知的なタスク分析を行い、技士の原因特定行動を表すモデルを作成した上で、それに対応した装置インターフェースについて検討した。
本研究全体を通じ、装置モニタに表示される装置内部の配管概略図と、警報そのものの名称について、技士に装置のイレギュラーな状態を複数想起させないものとすること、複雑な内部構造を持つ装置の状態をイメージできる十分な情報を持つ名称と、リアルな配管概略図にすることが有用と考えられた。
本研究全体を通じ、装置モニタに表示される装置内部の配管概略図と、警報そのものの名称について、技士に装置のイレギュラーな状態を複数想起させないものとすること、複雑な内部構造を持つ装置の状態をイメージできる十分な情報を持つ名称と、リアルな配管概略図にすることが有用と考えられた。
- ID情報
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- 課題番号 : 17K12990
- 体系的課題番号 : JP17K12990