2016年7月
病院看護師における仕事の資源・個人資源とワーク・エンゲイジメントとの関連
日本産業看護学会誌
- ,
- 巻
- 3
- 号
- 1
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 7
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 日本産業看護学会
【目的】病院看護師における仕事の資源・個人資源とワーク・エンゲイジメントとの関連を明らかにする.【方法】3病院の看護師1,014名に無記名自記式質問紙調査を実施した.【結果】ワーク・エンゲイジメントを従属変数とした重回帰分析の結果,経験年数1〜3年,4〜9年,10年以上の3群において楽観性が,1〜3年は看護管理者の力量・リーダーシップが,4〜9年は雇用形態,勤務形態が,10年以上は勤務形態,ケアの質を支える看護の基盤,看護師と医師との良好な関係,水平型ソーシャル・キャピタルが有意に関連していた【考察】「将来を前向きにとらえる」楽観性は,看護師の重要な個人資源であることが示された.また,1〜3年は看護管理者のリーダーシップが,10年以上は教育・研修プログラムが組まれていること,医師との建設的な協働関係や相互の信頼があること,職場のスタッフが互いに認め合い,容易に意思疎通が図れることが仕事の資源として重要であった.4〜9年の看護師のワーク・エンゲイジメントに関連する仕事の資源が明らかにならず,今後検討していく必要がある.(著者抄録)
- ID情報
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- eISSN : 2188-6377
- 医中誌Web ID : 2017004963