共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2019年3月

日本近代文学と絵画のジャンル横断的交流に関する総合的研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
16K02420
体系的課題番号
JP16K02420
配分額
(総額)
4,420,000円
(直接経費)
3,400,000円
(間接経費)
1,020,000円

本研究では、近代日本の文学と美術の関係を考察した。
明治期を担当した出口は、小説作者が口絵や挿絵を描く絵師・画家に出した指示の状況と、絵画と小説との関係を幅広く探った。また、大正期を担当した荒井は上司小剣や菊池幽芳を中心に研究を進め、挿絵がきっかけになって芝居化された作品などから、当時の挿絵の位置を考察した。昭和戦前期を担当した松本は、当時の新聞小説における挿絵の役割を明らかにし、戦争文学や時代もの大衆小説における挿絵の機能を解明した。これに加え、三者で石井鶴三に宛てられた中里介山・北沢楽天の書簡を翻刻紹介し、大正~昭和期における挿絵画家の社会的立場や雑誌編集の背景などを明らかにした。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-16K02420/16K02420seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16K02420
ID情報
  • 課題番号 : 16K02420
  • 体系的課題番号 : JP16K02420

この研究課題の成果一覧

論文

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MISC

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