2016年4月 - 2019年3月
日本近代文学と絵画のジャンル横断的交流に関する総合的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究では、近代日本の文学と美術の関係を考察した。
明治期を担当した出口は、小説作者が口絵や挿絵を描く絵師・画家に出した指示の状況と、絵画と小説との関係を幅広く探った。また、大正期を担当した荒井は上司小剣や菊池幽芳を中心に研究を進め、挿絵がきっかけになって芝居化された作品などから、当時の挿絵の位置を考察した。昭和戦前期を担当した松本は、当時の新聞小説における挿絵の役割を明らかにし、戦争文学や時代もの大衆小説における挿絵の機能を解明した。これに加え、三者で石井鶴三に宛てられた中里介山・北沢楽天の書簡を翻刻紹介し、大正~昭和期における挿絵画家の社会的立場や雑誌編集の背景などを明らかにした。
明治期を担当した出口は、小説作者が口絵や挿絵を描く絵師・画家に出した指示の状況と、絵画と小説との関係を幅広く探った。また、大正期を担当した荒井は上司小剣や菊池幽芳を中心に研究を進め、挿絵がきっかけになって芝居化された作品などから、当時の挿絵の位置を考察した。昭和戦前期を担当した松本は、当時の新聞小説における挿絵の役割を明らかにし、戦争文学や時代もの大衆小説における挿絵の機能を解明した。これに加え、三者で石井鶴三に宛てられた中里介山・北沢楽天の書簡を翻刻紹介し、大正~昭和期における挿絵画家の社会的立場や雑誌編集の背景などを明らかにした。
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- 課題番号 : 16K02420
- 体系的課題番号 : JP16K02420
この研究課題の成果一覧
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論文
4-
人文学研究所報 = Bulletin of the Institute for Humanities Research (62) 1-26 2019年9月
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信州大学附属図書館研究 7 1-28 2018年1月31日
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信州大学附属図書館研究 6 17-23 2017年1月31日
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立教大学日本文学 (117) 64-77 2017年1月
MISC
3-
大衆文化 (20) 56-74 2019年3月
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信州大学附属図書館研究 (2) 1-158 2019年2月28日
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信州大学附属図書館研究 1-80 2017年3月31日