共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年8月 - 2019年3月

胃がん幹細胞の同定および制御機構の解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業  研究活動スタート支援

課題番号
17H06710
体系的課題番号
JP17H06710
配分額
(総額)
2,730,000円
(直接経費)
2,100,000円
(間接経費)
630,000円

Gan/ Lgr5-DTR-EGFPマウスにおいて、胃粘膜腫瘍の一部にLgr5陽性細胞が認められた。また、Lgr5陽性細胞の局在は、胃腺底部に特異的に存在する正常の胃組織幹細胞とは大きく異なり、胃がん組織全体に点在していた。この結果から、Lgr5により標識されるがん細胞が存在することとが明らかとなった。胃がん組織に存在するLgr5陽性細胞の役割を検討するため、DTを1か月間投与し、腫瘍の形態的・組織学的検討を行ったところ、胃粘膜腫瘍の有意な退縮が認められた。この結果より、Lgr5陽性細胞が、がん幹細胞として胃がん組織維持やがん細胞増殖、分化に関与しているという重要な知見を得た。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17H06710
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-17H06710/17H06710seika.pdf
ID情報
  • 課題番号 : 17H06710
  • 体系的課題番号 : JP17H06710