2011年4月 - 2016年3月
地域の競争優位―国際比較産業史の中のヨーロッパと東アジア
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
- 課題番号
- 23243055
- 体系的課題番号
- JP23243055
- 担当区分
- 研究分担者
- 配分額
-
- (総額)
- 48,230,000円
- (直接経費)
- 37,100,000円
- (間接経費)
- 11,130,000円
産業と競争力一般につき以下の結論が得られた。①産業は固有の時間と空間を持ち,単一の一般的・普遍的な理論的枠組みで全産業の競争力動態を説明することはできない。一般化・普遍化は,個々の産業について,多種の説明原理・理論的枠組みの妥当な組み合わせを特定する形で行う必要がある。②「産業」は実体概念ではなく分析概念であり,これを踏まえて産業を構成する基本要素を確認することが必要である。③多数の産業で,20世紀末頃に競争力の構図や決定要因が変化した。その多くは地球規模の価値連鎖の変化の帰結である。他方,そうした変化を含めても,長期(場合により世紀単位)にわたり特定地域が競争力を維持する例が多数見られる。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 23243055
- 体系的課題番号 : JP23243055
この研究課題の成果一覧
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論文
1-
The Kyoto Economic Review 81(1) 14-27 2012年6月
書籍等出版物
1-
名古屋大学出版会 2016年