2016年4月 - 2019年3月
21世紀における「ローカルな環境倫理」についての包括的研究
日本学術振興会 基盤研究(c)
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 4,550,000円
- (直接経費)
- 3,500,000円
- (間接経費)
- 1,050,000円
- 資金種別
- 競争的資金
本研究では、環境倫理学において鬼頭秀一が提唱した「ローカルな環境倫理」の路線を進め、具体的な規範の内容とその含意を明らかにし、それを環境政策と結びつけることを試みる。 , 21世紀に入り、地球規模での気候変動対策と生物多様性の保全がますます求められている。それに加えて福島第一原発事故以降、「脱原発」の動きと自然エネルギー開発が進んでいる。これらの流れの中で、ともすれば現場に立脚した地域環境の保全が軽視される傾向がある。鬼頭は「ローカルな環境倫理」という形で、現場の重要性を説いたが、このことは現在ますます重要な意義をもってくるだろう。 本研究では、21世紀の状況のもとでの「ローカルな環境倫理」のあり方を提示することを試みる。この研究の成果は「資料集」として毎年発行する予定である。