講演・口頭発表等

2020年12月17日

異なるサイドブリッジ時の股関節深部筋筋活動

JOSKAS-JOSSM 2020
  • ◎(大久保雄)
  • ,
  • 安逹玄
  • ,
  • 押川智貴
  • ,
  • 松永直人
  • ,
  • 上林和磨
  • ,
  • 金岡恒治

記述言語
日本語
会議種別
口頭発表(一般)
開催地
神戸, 日本

【目的】股関節深部筋活動の賦活化に有効なサイドブリッジの方法を検討すること.【方法】健常男性12名を対象とし,4種類のサイドブリッジ(1.足支持,2.足支持+股外転,3.膝支持,4.膝支持+股外転)を行った際の筋電図を収集した.小殿筋前部線維(Gmin-a),小殿筋後部線維(Gmin-p),梨状筋(Piri)にはワイヤ電極を刺入し,その他の筋は表面電極を用いた.各試技における筋活動量(%MVC)を算出し,二元配置分散分析を用いて比較検討した(p<0.05).【結果】大腿筋膜張筋(TFL)に交互作用を認め,足支持+股外転で有意に大きかった(60.1±22.4%MVC).Gmin-a,Gmin-p,Piriは股外転による影響で有意に活動が大きくなったが,足vs膝支持の影響については有意差を認めなかった.【結論】足支持+股外転のサイドブリッジではTFLが優位に活動するの対し,膝支持+股外転のサイドブリッジではTFLの活動を抑制した中で股関節深部外転筋を賦活化することが示された.