2020年7月 - 2022年3月
歯の特性を活かした幼若期ストレスの遡及的定量解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽) 挑戦的研究(萌芽)
ELISA法を用いた解析により、コルチコステロン連続投与マウスの象牙質からコルチコステロンが検出され、対照群のPBS投与群ではコルチコステロンは検出されなかったことから、コルチコステロンは象牙質に沈着することが示唆された。幼若期ストレス負荷を受けたマウスでは、ストレス負荷直後の血液中コルチコステロンは非負荷群と比較して有意(p = 0.0019)に増加していた。負荷3か月後における象牙質中のコルチコステロン量をLC-MS/MSで測定すると、負荷群では0.5343 pg/mgである一方で、非負荷群では0.3587 pg/mgであり、ELS負荷群で高い傾向を示した (p = 0.2046)。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K21668
- 体系的課題番号 : JP20K21668