MISC

2010年

MRI用トレーサー

Cognition and Dementia
  • 遠山育夫
  • ,
  • 田口弘康
  • ,
  • 柳沢大治郎
  • ,
  • 森川茂廣

9
4
開始ページ
287
終了ページ
292
記述言語
日本語
掲載種別
記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
出版者・発行元
(株)メディカルレビュー社

ヒトでも遺伝子改変モデルマウスでも、脳を取り出してSpin Echo法で撮影すると、T2あるいはT2*強調画像により老人斑が低吸収域として画像化できることが知られている。しかしながら、マウスの脳を摘出せずに生体内で老人斑を画像化しようとすると、高磁場MR装置を用いても長時間を要する。したがって、現状では、なんらかのMRI用造影剤を使う必要がある。Higuchiらは、2005年に19F-MRIによる世界ではじめてのアミロイドイメージング用造影剤FSBを発表した。フッ素原子の共鳴信号を画像化する19F-MRI法は比較的感度が高く、フッ素原子が体内にほとんど存在しないため、良質の診断薬を合成できれば、感度よく画像化することができると期待されている。しかしながら、臨床応用可能なMRI用造影剤の開発にはまだ課題も多い。本稿では、MRIによるアミロイドイメージング用造影剤の開発の現状について紹介する。(著者抄録)

リンク情報
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201002202545244246
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2010&ichushi_jid=J03740&link_issn=&doc_id=20101021350003&doc_link_id=%2Fai1cognd%2F2010%2F000904%2F004%2F0287-0293%26dl%3D0&url=https%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Fai1cognd%2F2010%2F000904%2F004%2F0287-0293%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif
ID情報
  • ISSN : 1346-8685
  • ISBN : 9784779206429
  • 医中誌Web ID : 2011032670
  • J-Global ID : 201002202545244246

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