2011年
気候変動に伴う我が国の集中豪雨の将来変化に関する領域気候モデルを用いた基礎的検討
水文・水資源学会研究発表会要旨集
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- 巻
- 24
- 号
- 開始ページ
- 142
- 終了ページ
- 142
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11520/jshwr.24.0.142.0
- 出版者・発行元
- THE JAPAN SOCIETY OF HYDROLOGY AND WATER RESOURCES
近年,我が国では梅雨前線に伴う集中豪雨が頻繁に発生し多くの災害が起こっており,温暖化が進むことでさらにその数が増加するのか注目されている.これまでの温暖化研究により将来降水量が増加することは示されているが,それが集中豪雨によるものかは明確にされていない.そこで,本研究では気象庁気象研究所で開発された5km領域気候モデルの出力データを画像データとして目視し降水現象を捉えることで梅雨前線に伴う集中豪雨のみの将来変化を検討したところ,21世紀末気候では,現在気候より集中豪雨の発生頻度は増加し,ひとつの気象擾乱で複数の集中豪雨が起こる可能性が高いことが判明した.また,東日本の太平洋側で集中豪雨の発生頻度が増加する可能性が高いことも判明した.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11520/jshwr.24.0.142.0
- CiNii Articles ID : 130004628236