2012年7月
【消化管癌の予防】 食道癌の二次予防
日本消化器病学会雑誌
- 巻
- 109
- 号
- 7
- 開始ページ
- 1139
- 終了ページ
- 1147
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11405/nisshoshi.109.1139
- 出版者・発行元
- (一財)日本消化器病学会
食道癌は、危険因子が明らかにされ高危険群を容易に抽出することができる。早期発見のための診断技術も内視鏡を中心に革新的に進歩し、転移率の低い段階で診断できることが可能になった。また、近年、内視鏡切除技術も大きく進歩し、病変を一括切除できる内視鏡的粘膜下層剥離術が主流になっている。内視鏡的切除の適応とならない場合でも、表在癌の場合であれば、化学放射線療法、外科手術にて根治が期待できる。本項では、食道癌の二次予防として、早期発見のための流れと早期発見された場合の治療法について解説する。(著者抄録)
- ID情報
-
- DOI : 10.11405/nisshoshi.109.1139
- ISSN : 0446-6586
- 医中誌Web ID : 2012287074