MISC

2002年4月

摂食タイミングの変更によりタクロリムス吸収遅延が改善された一症例

TDM研究
  • 谷藤 亜希子
  • ,
  • 喜多 知子
  • ,
  • 栄田 敏之
  • ,
  • 福本 巧
  • ,
  • 具 英成
  • ,
  • 黒田 嘉和
  • ,
  • 奥村 勝彦

19
2
開始ページ
161
終了ページ
162
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)日本TDM学会

59歳男.生体肝移植術後3〜20日目のタクロリムス血中濃度のトラフ値は目標血中濃度域内を推移していたが,術後12日目に拒絶反応を認め,増量にも血中濃度は上昇しなかった.血中濃度推移のモニターでは投与12時間後に最高値を示し,通常の推移とは異なっていた.このため投与前摂食から投与後摂食に切り替えたところ,投与1時間後にピークが出現し,吸収遅延は改善した.この時のmg投与量当りのAUCは49.3ng・hr/mlで,投与前摂食時の27.4ng・hr/mlに比較して高くなった.その後は血中濃度のトラフ値のみを判断基準として投与量の微調整を行い,術後80日目に退院した

リンク情報
URL
https://search-tp.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2002&ichushi_jid=J02059&link_issn=&doc_id=20020418040040&doc_link_id=%2Fcl5tdmke%2F2002%2F001902%2F040%2F0161-0162%26dl%3D0&url=https%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Fcl5tdmke%2F2002%2F001902%2F040%2F0161-0162%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif
ID情報
  • ISSN : 0911-1026
  • 医中誌Web ID : 2002213764

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